サワフジバカマ


秋の七草として知られる「フジバカマ」と「サワヒヨドリ」の交雑種です。秋に赤く色づいた茎の先に、雄しべが花の外に突き出したピンク色の小花をたくさん咲かせます。

フジバカマの名で市販されているものはサワフジバカマであることが多く、当園のものもサワフジバカマです。(サワフジバカマとフジバカマの違いは備考に記載)

茎葉には芳香があり、乾燥させるとクマリン(桜餅の葉のような)の香りがします。

ラベンダーパーク多可では、毎年秋の開花時期に、少数ではありますが《長距離を旅する蝶》として有名な「アサギマダラ」がこの花の蜜を求めてやって来ます。大ぶりの羽で優雅に舞う姿や、花の蜜を吸う姿が美しくカメラ愛好家の間でも人気です。

 

Eupatorium × arakianum

 

キク科 / ヒヨドリバナ属

 

多年草

 

開花時期/10月頃

 

東アジア・日本

 

(フジバカマの花言葉)

あの日を思い出す・ためらい・躊躇・遅れ

 

《サワフジバカマとフジバカマの違い》

サワフジバカマ:フジバカマとサワヒヨドリの交雑種。

■花が薄い紅紫色でフジバカマと比べてやや濃い色

■茎が赤みを帯びている

■葉がすべて3裂している

 

フジバカマ:

■花が淡い紅色

■茎が緑色

■茎の下の方の葉だけが3裂している

などの違いがあります。

 

【場所】下部地図 円形花壇 ⑮上部

【地図】

 

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